環境
今回の環境は、以下をインストールした状態となります。
- OS:CentOS 6.8
タイムゾーンの変更
OSをインストールした直後、タイムゾーンが「UTC」になっている場合があります。 日本で使う場合は、タイムゾーンを「JST」にしておいたほうが何かと便利だと思いますので、タイムゾーンの変更方法をまとめておきます。
/etc/localtime の編集
タイムゾーンの設定は、/etc/localtimeに記載されていますので、これを置き換えます。
[bash]
file /etc/localtime
/etc/localtime: timezone data, version 2, 3 gmt time flags, 3 std time flags, no leap seconds, 9 transition times, 3 abbreviation chars [/bash]
テキストファイルではないので、中身を確認したい場合はstringsコマンドを使いましょう。
[bash]
strings /etc/localtime
TZif2 TZif2 UTC0 [/bash]
JSTの設定は「/usr/share/zoneinfo/Japan」として用意されていますので、このファイルをコピーして使います。
[bash]
date
Thu Oct 6 03:01:01 UTC 2016
cp -ip /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime
cp: overwrite `/etc/localtime'? y
strings /etc/localtime
TZif2 JCST TZif2 JCST JST-9
date
Thu Oct 6 12:01:35 JST 2016 [/bash]
タイムゾーンが変更されましたね。
/etc/sysconfig/clock の編集
続いて、「/etc/sysconfig/clock」を編集します。 こちらは通常のテキストファイルですので、viコマンドで直接編集しましょう。
[bash]
vi /etc/sysconfig/clock
ZONE="UTC" ↓ ZONE="Asia/Tokyo" [/bash]
以上でタイムゾーンの変更は完了です。